今回インスピレーションを得た映画は『荒武者キートン』です。
イラストレーションのテーマカラーは「モノクローム」。
The movie I chose as the inspirational theme for my illustration is “Our Hospitality”.
The theme color of the illustration is “Monochrome”.
物語の舞台は、キャンフィールド家のお屋敷。
長旅の末にとっておきの“おもてなし”を受けたふたりは、窓から外をのぞきながら、キャンフィールドの追っ手が来ないか警戒しています。
喜劇王キートンの特徴的なモチーフのカンカン帽や、スクリーンに映えるユニークなアイメイク。
大きなリボンを身に着けた、1800年代初頭を彷彿とさせるドレッシーな衣装をテーマに描きました。
コメディとドラマが交錯する世界。喜劇の教科書とも言える発明をクラシカルに表現しています。
The story takes place at the Canfield family mansion.
After a long journey, the two have received a special “hospitality” and are peering out of the window, on the lookout for Canfield’s pursuers.
The signature motif of Buster Keaton, the King of Comedy, is his unique eye makeup that looks great on boaters and screens. The theme of dressy costumes reminiscent of the early 1800s, with large ribbons, was depicted.
A world where comedy and drama intersect. A classical representation of a textbook invention of comedy.
映画『荒武者キートン』
原題:Our Hospitality
喜劇王バスター・キートンの長編サイレント・コメディ。
19世紀初頭、南部のキャンフィールド家とマッケイ家は代々、互いに肉親の仇討ちを繰り返してきた。
宿敵との争闘から避けるため、遠方の叔母に託されたマッケイ家のひとり息子・ウィリー。
やがて青年となり、亡父の土地を相続するため故郷へ向かう旅の途中、ヴァージニアに恋をする。
悲しきかな、恋した女性もまた、キャンフィールド家の愛娘だった……。今再び、復讐の連鎖が始まる──。
1923年/68分/アメリカ
配給:フランス映画社
監督:バスター・キートン/ジャック・ブリストーン
脚本:クライド・ブラックマン/ジャン・ハベッツ/ジョゼフ・ミッチェル
登場人物(キャスト):ウィリー・マッケイ(バスター・キートン)、ヴァージニア・キャンフィールド(ナタリー・タルマッジ)、ジョゼフ・キャンフィールド(ジョー・ロバーツ)、他
2024年4月12日発売 『sekuda作品集 POCKETS -ILLUSTRATION BOOK-』に収録しています。
書誌ページ >> https://pie.co.jp/book/i/5877/