「ルリジューズ」は、フランス語で「修道女」を意味するスイーツです。
クリームをたっぷりと詰めた、大きさの違う2つのシューを重ね、
フォンダンをかけて、継ぎ目はバタークリームでデコレーション。
バタークリームのレース模様を修道服の襟に見立て、
その愛らしい形全体でベールをかぶった「修道女」を表しています。
19世紀半ばにパリの「フラスカティ」というパティスリーで最初に作られました。
現代ではレシピも多彩で、美しい色使いとリッチなフレーバーからなる
新しい風味の「ルリジューズ」がたくさん登場しています。
ショーケースに並ぶカラフルな「修道女」たちの姿、
街角の菓子店にお出かけの際はぜひ探してみてはいかがでしょうか。
〜Owner’s Comments〜 text:上倉エク
ルリジューズはショコラ色、コーヒー色をはじめ、
フランボワーズ色、ピスタチオ色など、色とりどりのスイーツです。
フレーバーに合わせたカラフルなルリジューズがある中、
イラストでは「白」をテーマカラーに選びました。
名前の由来になった「修道女」のモチーフに魅力を感じたためです。
衣装デザインは「修道女」の衣装をベースに、
純白のフリルやリボンをたくさんあしらいました。
少し大胆なシルエットは、ルリジューズの特徴である
サイズの異なる大小の「シュー」部分を表現しています。
「修道女」の天使、羽根、バラ、溢れる光……といった
素敵なイメージの数々を落とし込みながら、
白を基調にした華やかさのあるイラストに仕上げました。
次回更新は10月中旬を予定しています。お楽しみに。